股関節の主な疾患
変形性股関節症
変形性股関節症とは
股関節軟骨がすり減り、炎症、痛みを発症させる病気で、関節が痛むため、関節リウマチと間違えられる方が多い病気です。立ち上がる時・歩き始める時に、脚の付け根に痛みを感じます。悪化すると、安静にしていても痛みが出るケースがあり、日常生活では、足の爪切りや靴下の着脱、正座などが困難になる場合もあります。
変形性股関節症の原因は、遺伝的要因や加齢、重い荷物を持つ、肥満などさまざまな要因があると考えられています。
治療方法
変形性股関節症の治療は、まずは保存療法から行います。薬や温熱療法・冷却療法の他、運動療法を行います。運動療法では、まず関節の動きを改善させ、股関節周囲の筋力向上を目指します。股関節が安定することで、負担が減り、痛みも軽減されることが多いです。変形が高度に進行し、日常生活に支障がある場合は、手術を検討します。